昭和59年10月19日。深夜お腹に鈍痛を感じて目を覚ましました。
私にはこれが陣痛だとすぐにわかりました。

慌てて、たまっていた流し台の食器を洗ったり・・・
ほったらかしにしていた洗濯物を畳んだり・・・

家の中を一通り片付けて主人を起こし、病院に行きました。

私より、主人の方が焦っているのが傍にいてよくわかりました。

主人 「もう!ガラスがくもって、前がよく見えん!」
私  「・・・?」

くもっていたのは、フロントガラスではなく、主人のメガネでした

初産にもかかわらず、それから3時間後、大きな産声と供に、男の子が生まれました。

私達夫婦にとって、初めての子供でした。
姓名判断の本など買って、主人と二人最高の名前を付け、【真弘】と、命名しました

この子は、世界で一番幸せになる・・・はずでした・・・。(続きはまた明日。)